ストレスによる腹痛の治し方 症状別に薬や漢方を紹介!

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昨今、ストレスが原因による体調不良を訴える方が増えています。
その中でも腹痛は、不眠をもたらしたりもすることで結果、様々な身体的・精神的疲労を悪化させることにもなります。
今回はストレス性腹痛の中でも注目度が上がっている、「過敏性腸症候群」による腹痛の治し方と、その症状、有効な薬や漢方薬をご紹介したいと思います。



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まず、ストレスというのは一体なにか?

腹痛についての前にまず、ストレスとは一体なんなのかについて簡単にご説明いたします。
ストレスというのは、生活上のプレッシャーや、それを感じた時の感覚のこと。
ストレスは怖い思いや嫌な思いをした時の話(精神的なもの)だけではなく、暑いとか寒いとか、そういった肉体的生体的な感覚も、いわゆる「ストレス」になります。
ストレスには「良いストレス(快ストレス)」と「悪いストレス(不利益ストレス)」の二通りあり、適度な量のストレスが存在しなければ、本来的に有する適応性が失われてしまいます。
ですが、過剰なストレスが長期にわたり存在していると、それが原因となって生体の諸バランスが失われてしまい、心や身体に磨耗が生じ(アロスタティック負荷という)、様々な精神的・肉体的な病を引き起こす要因となるのです。
ストレスが原因の腹痛も、過剰なストレスを長期に渡り受け続けた結果、引き起こされたものなのです。



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過敏性腸症候群とは?

『過敏性腸症候群』とは、慢性的な下痢や腹痛を繰り返すものであり、大腸の運動・分泌機能の異常で起こる病気の総称です。
診断基準(Rome Ⅲ criteria)によると、
6ヶ月以上前から症状があって過去3ヶ月間は、月に3日以上に渡って腹痛や腹部不快感が繰り返して起こり、排便によって症状が軽減すること、症状に際して排便頻度が変化することや便の形の変化がある
ということです。
しかし、腸の検査を行っても炎症や潰瘍などの器質的疾患は認められないことが大きな特徴です。
以前は『過敏性大腸症候群』と呼ばれていましたが、小腸にも関係することなどから現在はこのような呼び方となりました。
症状はいくつかありますが、
・腹痛、腹部の違和感、下痢や便秘が複数日間隔で交互に現れる『不安定型』。
・少しでもストレスや不安感を感じると下痢を引き起こす『慢性下痢型』。
これは神経性下痢とも呼ばれます。
強い腹痛の後、大量の粘液が排出される『分泌型』。
あがり症の一つとみなされることもある、ガスを気にするあまり強い不安にさいなまれ、意識がその一点に集中するあまり、余計におならが出てしまう症状の『ガス型』。
(ガス型は機能性腹部膨満症に分類されることもあります)
症状は大きくこの4つに分けられますが、排便によりしばらくは症状が軽減します。
しかし、また何度も繰り返すのです。
このほか、自律神経失調症や睡眠障害、うつ病などの精神症状が現れることも多いというのも怖いところです。

過敏性腸症候群に有効な薬

さて、つらい症状はお薬を飲んで改善することが何よりですが、どういったお薬を選べば良いのでしょうか?
下痢がつらいという場合なら、腸の過剰な運動を抑えるようなお薬が良いでしょう。
これは腸管の過剰な蠕動運動やゆるみなどを抑えることが効果的なためです。
「乳酸菌製剤(乳酸菌を増やして腸内環境を正常化に近づけるお薬)」、
「消化管運動調整役(消化管の働きを抑えたり、活性化させたりするお薬)」、
「抗コリン薬(腸の異常な働きを抑えて腹痛を和らげるお薬)」
などがあります。
便秘がつらいのなら、便の形を改善してくれる
「高分子重合体製剤」などがオススメです。
ただし、これらの市販薬で気をつけなければならないのは、センナなどの刺激性下剤の存在で、これらはかえって症状を悪化させる可能性があります。
薬剤師さんと相談して、腸内に水分を留めてくれるようなお薬を選びましょう。

漢方薬という選択

市販薬よりももっと自然なものの方が好ましい方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は、漢方薬という選択があります。
漢方とはまさに自然の恵みで、何千年という長い年月をかけて行われた治療の経験が生かされています。
医学は大陸から伝わりましたが、その後、日本の風土や体質などに合わせて確立したものが漢方です。
自然界にある植物や鉱物などをバランスよく組み合わせたものが、漢方薬なのです。
桂枝湯加芍薬」という、比較的体力が低下し、腹部膨満感のある患者に用いられるお薬が過敏性腸症候群にも有効です。
これは薬局に行けば箱入りの状態で有名メーカーから販売されていることもあって、気軽に購入することができます。
ただし、どんなお薬にも副作用の可能性はありますし、現在飲んでいるお薬との飲み合わせ、体質などにも十分気をくばることは必要です。
必ず医師・薬剤師さんと相談の上で購入し、異変を感じた場合は早急に病院へ向かいましょう。



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いかがでしたか?過敏性腸症候群は大変つらい症状です。
過敏性腸症候群はストレスだけではなく、生活環境によっても発症するリスクが高まることがあります。
食生活は規則正しく、腸内環境を良くし、不摂生をしないように心がけましょうね。

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